2010年06月23日

コイルのスパイスモデルについての解説


スパイス・パークにてコイルのスパイスモデルを配信しております。
コイルのスパイスモデルは、3素子モデル、5素子モデル及びラダ
ーモデルの3種類が主流です。これらは全て、周波数モデルとな
ります。

デバイスモデリングの手法は、

(1)周波数特性の取得

インピーダンス測定機器より、周波数特性を測定します。
X軸:周波数
Y軸:インピーダンスZ
(2)等価回路モデルの選定

3素子モデル、5素子モデル及びラダーモデルから等価回路モデル
を選択します。

(3)パラメータの最適化

パラメータの最適化は、3素子モデルの場合、測定機器の機能で
算出出来ることがあります(事例:Agilent4294A)。5素子モデル、
ラダーモデルにおいては、パラメータの最適化ツールを活用する
か?汎用のアプリケーションソフト(MATLAB等)でモデルパラメ
ータの最適化のプログラミングをするかです。ビー・テクノロジー
のように回路解析シミュレータ(PSpice)にて、最適化を行う場合
には、PSpice AAOの導入も選択肢の1つです。

(4)評価シミュレーション

パラメータを最適化したら、次は、評価シミュレーションです。この
評価検証を行い、解析精度の検証を行います。スパイス・モデル
は基本的に英数字の羅列であり、ネットリスト情報のため、スパ
イスモデル自体では1つ1つの電気的特性は解りません。

ご自身の回路解析シミュレータにスパイスモデルを登録する前に、
このスパイスモデルの解析精度はどのくらいなのか?つまり、
品質確認をする必要があります。

回路解析シミュレーションの解析精度=採用するスパイスモデル
の精度

でありますので、評価なしのスパイスモデルを活用する事は、
それらから得られた回路解析シミュレーションの結果も何を
シミュレーションしているのか?不明になります。

今回のコイルのスパイスモデルは、周波数モデルでありますが、
コイルにはもう1つの種類のスパイスモデルがあります。それは、
直流重畳特性モデルです。このモデルは、現在、ある製品群にて、
デバイスモデリング中です。完成次第、スパイス・パークにアップ
デート致します。

今日現在で公開しているコイルの周波数特性モデルは、

Newport Components 3モデル
太陽誘電 1モデル

になります。

スパイス・パークにログインし、カテゴリーのコイルをクリックすると、
それぞれの個別のページにいきます。そこには、Report=PDFがあり
ます。周波数特性シミュレーションも掲載しておりますので、ご参照
下さい。

[お問い合わせ先]
株式会社ビー・テクノロジー
電話番号:03-5401-3851
メールアドレス:info@bee-tech.com




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Posted by ビー・テクノロジー at 11:27│Comments(0)製品
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